オイディプス  
 

2002-6/11 (Tue)

 
 

えー。久し振りってゆーか、むしろ初めて演劇科の学生っぽい日記を書いてみようかと思います。
今日は、久し振りに芝居を観に行きました。いつぶりですかね?忘れました。
何せお金ないものでね、はい。そんなにじゃかじゃか、芝居観れないんですよ。
けど、ユカリとマサコはくそ観てますね。お金あるわねーって思います。そんなユカリとマサコとマイコと4人で観に行きました。
蜷川さん演出。主演?は野村萬斎と麻美レイ。音楽に東儀秀樹。豪華ですね。はい、豪華です。シアターコクーンです。蜷川さんのってほとんどシアターコクーンじゃないですかね?きっと蜷川さんがシアターコクーン好きなんだろうなあ。
けどシアターコクーンって高いんですよね。泣きそうです。ま、いいけど。
日本演劇史の管先生も昨日の授業で観に行ってみろ、と言ってました。そう言ってたことを、ユカリはわたしよりちゃんと授業聞いてたのに忘れてました。不思議です。
話が飛びまくりですね。戻します。
オイディプスって言うと何か、妙に懐かしいんです。わたしは。
1年の時に戯曲講読の授業で一番最初にやったってのもあります。けど、それ以上にギリシャ行ったって事のが大きいかもしれません。
何気に今って、オイディプスブームらしいと勝手に思ってます。
もちろんギリシャ悲劇ですね。
話は去年勉強したってこともあって、知ってました。前知識が抜群です。
きっと芝居を観る時は、いつもこうだといいんだろうなと思います。
簡単に話のあらすじを。
古代ギリシャ テーバイの国
放浪の旅を続けていた隣国コリントスの王子オイディプス王はスフィンクスの謎を解き、請われてテーバイの王となる。
非業の死をとげた前王ライオスの妃イオカステを娶って幸福な日々が訪れた。
だが、やがて疫病厄災が人々を襲い、アポロンの神の神託がもたらされる。
悲しく恐ろしい真実が露見し、運命は一挙に破滅へと突き進む。
今のがあらすじね。話長いから面倒なんだけど、まあ頑張るか。
その悲しい恐ろしい事実ってのは、実は前王ライオスを殺したのがオイディプスでしかも彼は自分の母親と交わって子を成しちゃってるんです。
あらら、って感じですね。
最初から行きましょう。
テーバイって国があります。オイディプスが王様です。自分の治めるテーバイがヤバイことになってて、王としては何とかしたいわけです。で、アポロンの神託を伺うのね。
何か、昔のギリシャ人はみんな何か悩んだりしたらアポロンの神託を聞きに行ったらしい。
ギリシャ神話にはアポロンの神託が山ほど出てきますね。
で、何か神託によると前王ライオスを殺した犯人が国内に潜伏してるので、その犯人を捕まえない限りは国はやばい状態のままなんだそうです。
当然、犯人探しに乗り出すわけです。絶対に犯人を見つけ出しで追放するって宣言するオイディプス。
そこで呼ばれるのが預言者テイレシアス。テイレシアスは、犯人はオイディプスだって言うわけです。オイディプス的には、は?って感じなんですね。自分はライオスには会ったこともないって。で、怒る。
けど、進む犯人探し。
前王ライオスの妃でありオイディプスの妃でもあるイオカステによると、ライオスは三本に道が分かれる所で殺されたらしい。
そのイオカステの話を聞いていて、オイディプスは思い当たるわけです。
オイディプスは昔、三本に道が分かれる所で人を殺したことがあったんですね。
で、もっと調べてくわけです。
その当時その現場にライオス王のお付でいて生きてるやつはいないのか、ってなるんです。
地味にその生きてる人はいるけど、テーバイから離れた所に静かに暮らしてるってイオカステは言うんです。本人がそう望んだからその通りにしてやった、って。
で、その者を連れて来いってことになる。
イオカステはアポロンの神託って外れるのよ、って語り出すのね。
ライオスは実の息子に殺されるって神託を受けたけど、生まれて間も無くライオスが生まれた子を殺したからって。だから、外れたのよって。
まあ、自分が息子に殺されるって聞いたら殺される前に殺すってのはわかる気がするよね。
ライオスは生まれた子が死んでも殺しに来ない様に、足を傷つけてから捨てさせるです。
そんな話をしてると、コリントスから使者が。
コリントスの王が亡くなったって知らせを持って。亡くなったからオイディプスをコリントス王に迎えたい、と。コリントスの王はオイディプスの父親。
老衰で亡くなったとのこと。
神託が外れた、って喜ぶオイディプスとイオカステ。けど、まだ母親の方の神託もあるからわからない、コリントスには行けないとオイディプス。
その話と神託のことを聞いた使者が突然に笑い出す。
コリントスの王と妃は本当のオイディプスの父と母ではないよ、って。
コリントス王と妃は子供に恵まれなかったので、自分がオイディプスを差し上げたんですって。
オイディプスは、知り合いの羊飼いから貰ったって言う使者。
キタイロン山に足を傷付けられ、捨てられてたのを羊飼いが拾い自分に預けた、と。
その話を聞いて様子のおかしくなるイオカステ。
こうなったら、とことん真実を知りたいと言うオイディプス。その羊飼いを呼んで来いと言う。
お願いだからそんなことは知らなくていい、と言うイオカステ。聞かないオイディプス。
呼ばれた羊飼いは、なかなかに口を割ろうとしない。
しかし、少しずつ語り出す。
ライオスとイオカステに生まれた息子を殺せと命じられ、赤子を渡されたこと。
その赤子には足が傷つけられてたこと。
しかし、不憫で殺せなかったこと。
殺せなかった代わりに、テーバイから遠い国の使者に渡したこと。
結局のところ、ライオス殺しの犯人はオイディプス。
オイディプスはライオスの息子。
オイディプスは実の母親と交わって子を成していた。
アポロンの神託は正しかった。
イオカステは首を吊り、オイディプスは両目を自分で潰し国を追放してくれ、とテーバイを出る。
って、感じの話です。かなり適当なので、詳しくはちゃんと読んだ方がいいかと思う。
何つか、惨いよね。
オイディプス可哀想だと思う。
ギリシャ行った時もオイディプス観ましたけど、全然違ってた。
蜷川オイディプスは、さすが蜷川さんだけあって日本人がうわ・・って感じる様に作ってありました。
何か自分でも結構、意味わかんないですが。
目を潰した後、血で染まりながらのオイディプスは観ててヤでした。何かもう。
そう感じさせることって凄いなって思いながら、観てました。
鏡張りになってて、それもかなり面白かった。どんな風に鏡張りだったかは字がうまく説明出来ません。
コロスはほとんど出ずっぱで、それも面白いなって思った。
何よりも、鏡張りになってるので観客がテーバイの住民に見えたりもして凄いなって。
そして極めつけは、カーテンコール。
血に染まったのをいかに落としてカーテンコールをしてくれるか、って思ってたら完全に落ちてて着替えもしてて、さすがプロフェッショナルだなーと。
野村萬斎と麻美レイは二人共白い服を着てたんだけど、カーテンコールの最後に残った二人はまるで死に装束の様に見えました。
まあ、そんなところです。書き方とかむちゃくちゃですが、いいかな、と。
しかしねえ。
やっぱり、わたしはオイディプスって可哀想だと思う。
何でオイディプスがあんなことになってしまったかって、何が悪いって全部ライオスのお陰なんですよ。
オイディプスが生まれる前に、ライオスは男の子に手出してるんですよ。
その罰で、子供にまで呪いがみたいなことになるんですね。
だから、オイディプス自体は悪くもないのに結果的に悪いことをしちゃってるんですよ。
なーんか、むちゃくちゃ理不尽。ギリシャ神話。
で、よくエディプスコンプレックスって言われるのが、このオイディプスから来てます。
母親を独り占めしたいが為に父親を邪魔としてしまうってやつ。
まあ、こんな所です。
とりあえず、痛々しかったですね。何か。
はい以上。